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11月3日 今日は何の日?

文化の日

1946年11月3日、日本国憲法が公布されたことを記念して1948年に文化の日として定められました、ということになっていますが、戦前は明治節、明治天皇の誕生日としての祝日でした。

日本国憲法公布日は当初11月1日の予定でしたが、憲法施行日がメーデーと重なるため11月3日とすることとしたそうです。ならば憲法記念日を11月3日にすればいいじゃないか、と思いますよね。当時の国会議員の方々も思ったのですがGHQがそれに反対。理由は不明。日本国憲法施行日の5月3日を憲法記念日にするとGHQは決めてしまいました。ちなみに1946年5月3日は極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)が開廷した日であり、戦前は祝日ではありませんでした。さらにGHQは11月3日祝日でもいいけど名前は憲法記念日以外何がいい?と尋ねられ、決まったのが文化の日という名称だそうです。

当時の国会議員は明治節という名称はなくなっても11月3日が祝日であることを守りたかったのかもしれません。

 


10月31日、今日は何の日?

ガスの記念日

明治5年9月29日(1872年10月31日)横浜の馬車道で日本初のガス灯が点灯されたことを記念して日本ガス協会が1972年に制定。

ガス灯は室内灯として使われていたそうですが、換気の問題などから屋外の街路灯としての使用が主だそうです。

現在はガス灯は日本にはもうないのかな、と思って調べてみると、意外と残っていました。

▪北海道釧路市幣舞橋

▪北海道釧路市釧路港設置。

▪北海道釧路市港文館設置。

▪北海道小樽市小樽運河

▪北海道函館市旧函館区公会堂設置。

▪北海道札幌市サッポロビール園

▪北海道札幌市北海道庁旧本庁舎設置

▪北海道旭川市中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館

▪北海道旭川市井上靖記念館設置。

▪岩手県盛岡市中の橋袂,盛岡城堀跡,郊外の松園ニュータウンなど.寄贈した岩手県都市ガス協会による説明板付き.

▪岩手県釜石市鉄の歴史館前.日本で最初期にガス灯をともした大島高任の記念として岩手県都市ガス協会が寄贈したもの.

▪宮城県仙台市仙台駅西口 – ガス灯数は110基で全て英国製。自動点灯装置付き。設置されている道は東五番丁通り・青葉通り・駅前通りなど。

▪山形県尾花沢市銀山温泉

▪茨城県日立市東京ガス日立支店前に2基設置。

▪群馬県前橋市駅前や市役所前、前橋文学館前など市内の複数の箇所に設置されている。

▪千葉県四街道市 JR総武本線四街道駅南口・めいわガス灯通り – 自動点灯装置付き。2016年3月31日、228基のうちの6基を「メモリアル」(記念物)として残し、残る222基は全てLED化された[6][7]。デザインは現代調。LED化以前の全長2238mは世界最長。228基は日本最大であった[8]。

▪千葉県浦安市東京ディズニーシー内、アメリカンウォーターフロント。20世紀初頭のニューヨークというテーマ性に基づいている。

▪埼玉県春日部市 春日部市役所前に3基設置。

▪埼玉県さいたま市大宮区 株式会社サイサン本社前の国道17号線歩道脇。

▪東京都新宿区新宿区役所正面に設置されている「平和の灯」は、数少ない裸火式のガス灯である。

▪東京都港区日本ガス協会ビル前

▪東京都港区 新芝運河沿緑地 旧東京ガス用地前の運河沿い遊歩道に10基設置されている。

▪東京都中央区京橋記念碑の横に設置されている。京橋は東京のガス灯の発祥の地である。(東京では、京橋 – 金杉橋にガス灯が設置された)

▪東京都文京区 湯島天神

▪東京都千代田区 山の上ホテル

▪東京都小平市 GAS MUSEUM がす資料館裸火式に復元された横浜のガス灯を初め、上野や足利、ロンドンやパリのガス灯など、17基のガス灯が点灯された状態で展示されている。

▪東京都福生市武陽ガス本社別館敷地内 本社裏手の道路際に立ち、常時点灯されている。

▪神奈川県横浜市中区馬車道、山下公園通り

▪神奈川県横浜市磯子区東京ガス根岸LNG基地

▪神奈川県横浜市鶴見区東京ガス鶴見支社ビル前

▪神奈川県横須賀市大滝町 三笠通り商店街入口

▪静岡県静岡市駿河区久能街道静岡ガス本社ビル前

▪静岡県浜松市浜松駅北口

▪静岡県下田市ペリーロード(第7回(平成6年度)静岡県都市景観賞 最優秀賞(静岡県知事賞))

▪愛知県名古屋市熱田区金山駅前

▪石川県金沢市ひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町茶屋街

▪京都府京都市中京区姉小路通、京都でのガス事業発祥の地

▪大阪府大阪市中央区三休橋筋 四街道市のものを抜いて、最長になっていると思われる。[要検証 – ノート]

▪大阪府大阪市中央区心斎橋 歩道橋となった心斎橋だが、欄干、瓦斯灯などが復元されている。

▪大阪府大阪市中央区平野町大阪瓦斯本社玄関。通称ガスビル。(※登録有形文化財)

▪大阪府大阪市北区造幣局 旧造幣局正門前。大阪のガス灯発祥の地。

▪兵庫県神戸市中央区相楽園内旧ハッサム住宅前 1874年に神戸外国人居留地に設置されていたガス灯であり、現存する中では日本最古のガス灯である。

▪兵庫県神戸市中央区ハーバーランド内メインストリート(デザインは現代的)

▪兵庫県神戸市中央区旧居留地の西北角、1ブロック丸々を占める大丸神戸店の四周のうち、西、北、東の三辺。ヴォーリズ設計の旧ナショナルシティバンク神戸支店をはじめ三棟の近代建築が並ぶ南側のみLEDによる疑似瓦斯灯となっている。

▪兵庫県神戸市中央区神戸市役所前花時計広場。

▪兵庫県西宮市 市役所前。姉妹都市より送られたもの。

▪香川県高松市〔丸亀町商店街〕百十四銀行高松支店前

▪長崎県長崎市思案橋から正覚寺下電停まで27基のガス灯が設置されている。

 


2018年8月9日(木)〜13日(月)お休みいたします。

今年の夏は8月9日(木)から13日(月)までの5日間お休みいただきます。

8月14日(火)より通常通り営業いたします。

よろしくお願いいたします。


夏バテ、夏カゼの原因は内臓の冷えかもしれない

今年の夏も暑いです。

まだ7月にも関わらず私の体感気温は40度超えてます。

ここ最近来院される患者の多くは夏バテ傾向です。

外が暑いのでエアコンで部屋を冷やします。

エアコンが好きではない方でもカフェやオフィスなどの外出先、電車、タクシー、バスの車内など外以外はほぼ全ての室内、車内はエアコンで体を否応無く冷やされてしまいます。

エアコンで体の外側を冷やしても温かい食事や飲み物で体の内側の体温を維持すれば免疫は維持され体調は崩しづらいのですが、やはり冷たいものが欲しくなります。

冷たい飲み物を飲むとその瞬間体表の温度が急激に低下するという研究データがあります。さらに胃腸などの消化器も冷やされ、体の内側から体温を奪われます。

ちなみに体温が1度下がるごとに自己免疫力が30パーセント低下し、基礎代謝も10から20パーセント低下するという研究者もおります。

さらに暑くなるとなぜか辛い食べ物を食べる機会が多くなる傾向もあるようで、辛い食べ物の刺激により、胃腸の粘膜に炎症を起こします。すると消化機能が低下し便秘や下痢を引き起こされます。

想像してみましょう。

外の暑さで汗をかき、室内に入ってエアコンで急激に体表を冷やされます。外の暑さを紛らわすために冷たい飲み物を飲み、体が冷えてきたので刺激物が欲しくなり、辛い食べ物を食べ、辛さを和らげるためにさらに冷たい物を飲む。こうして内臓が冷やされ、消化器に負担がかかり、体温も低下し、代謝も低下し、免疫力も低下し、エアコン付けっ放しで寝てしまい、次の日から喉が痛くて鼻水が出て体がだるい。夏バテの末に夏風邪をひくルーティーンの完成です。

冬同様に体を冷やさないよう気をつけて今年の夏を乗り越えたいですね。

 


「四季と自律神経は連動している」という仮説

吉田松陰の留魂録の第八節に以下の内容の記載があります。引用しますと少々長くなりますので私なりに要約します。

「どんなに若くして終わる人生でもその中には春、夏、秋、冬がある。冬が終わり、終わりを迎えた人の実らせた種子を引き継ぐものがいるのなら、その人の人生はきっと恥じるようなものではないはずだ。」

幕末の志士、特に吉田松陰のいうことは奥が深いです。

今回は、季節と自律神経の関係性について考えて見たいと思います。

自律神経は体をリラックスさせる神経の副交感神経と緊張させる神経の交感神経の二つの神経を総称して自律神経と呼びます。この二つの神経は常に拮抗しており、常にどちらの神経も働いておりますが、どちらかが必ず優位に働くようになっております。例えば、起きている時は交感神経優位、寝ている時は副交感神経優位となります。しかし、自律神経は全身に分布しておりますので、ある部位では交感神経優位、同時に別のある部位では副交感神経優位ということもあります。全体を見た傾向としてどちらがより優位に活動しているか、ということを述べてまいります。

まずは、1日の人間の自律神経の働きについて考えてみたいと思います。

朝起きた瞬間、一気に交感神経が優位になります。日中は常に交感神経が優位に働いています。午後になり、夕方になるにつれて少しづつ副交感神経の働きが次第に幅を利かせてきます。日が暮れ、夜になっていくにつれて副交感神経がより一層はたらきやすい環境になっていきます。

副交感神経が交感神経を凌駕していくにつれて眠気が出てきて、睡眠時は常に副交感神経の方が優位に働いております。そして深夜から夜明けに向かうにつれて少しずつ交感神経が頭をもたげていき、そして朝、目覚めた瞬間、一気に交感神経が逆転します。

次に四季についても考えてみます。

日本では夏は暑く、冬は寒く、体への負担が大きい季節です。その間を埋めるのが春と秋でとても過ごしやすく体への負担は少ない季節です。

夏は日が長いので交感神経の働く時間が1日を通して長く、夜は短いので副交感神経の働く時間は1日を通して短くなります。しかし気温は高いので冬よりも体温を保つために活動する必要はないので交感神経が働く度合いは低い傾向となります。

秋になると日が夏よりも短くなるため交感神経の働く時間は1日を通して夏よりも短く夜は夏に比べて長くなるため副交感神経の働く時間は長くなります。そして気温は夏よりも低くなるため体温を保つための活動が夏よりも必要になるため交感神経が働く強さの度合いは夏よりも高くなります。

冬は秋よりもさらに日が短くなり交感神経の働く時間は1日を通して四季の中で最も短くなり、夜が最も長い季節となりますので副交感神経は最も長く働く季節です。そして気温は四季の中で最も低くなりますので体温を保つための活動が最も必要となるため交感神経が働く強さの度合いは四季のなかで最も高くなります。

春になると冬よりも日が長くなりますので交感神経の働く時間は1日を通して冬よりも長く、夜も冬よりも短くなりますので副交感神経の働く時間も短くなってきます。そして気温も冬から次第に暖かくなってきますので体温を保つための活動が冬よりもその度合いは弱くなってきます。

夏が最も交感神経の活動する時間が長く、冬が最も副交感神経の活動する時間が長くなります。

文明の発達した現代では夜になっても明るく、深夜まで起きている人も多いですし、カフェイン飲料などにより交感神経を活発に働かせる環境が整っておりますので上記の原則とはかけ離れた生活をしている人がほとんどだと思います。そのため、自律神経の活動が乱れて体調を崩される人は多いと思われます。

このように、一日の自律神経の活動を1年に引き伸ばすと四季における自律神経の活動に合致するようにも見えます。

これを吉田松陰が言うように、春夏秋冬を人生に当てはめることもできるかもしれません。


「ストレスは万病の元」という仮説

ストレスは体の免疫力を低下させ深刻な病気の原因になる、いわゆる「ストレスは万病の元」という説をよく耳にします。

私も長時間の仕事や寝不足が続くと風邪をひいたり、体がだるい状態が続いたりしてこのままだと病気になりそう、と思うときもありました。

ストレスは万病の元であるという説が本当だとしたら、それはなぜなのかを考えてみたいと思います。

そもそもストレスとはなんでしょうか。以下の文部科学省のリンクにストレスについて詳しく説明がされています。

第2章心のケア各論:文部科学省

上記のストレスに関する内容を要約すると以下の通りになります。

ストレスの原因となる刺激や要求のことを「ストレッサー」と言います。

私たちがよくストレス、ストレスと言っているものは専門用語では「ストレッサー」のことです。

ストレッサーは大きく三つに分類されます。

1、生活環境ストレッサー

人生の中で生活環境から受ける刺激、出来事のほとんどが生活環境ストレッサーだそうです。
以下の図は、日常生活で生じる生活環境ストレッサーとその強さを調べたものです。大切な人や物の離別、喪失、家族、職場、友人との人間関係、環境の変化、海外に赴任し異文化で生活することなど人間関係や生活環境からくるストレッサー之に当てはまるようです。

順位 ライフイベント ストレス得点
1 子供の死亡 94
2 配偶者の死亡 92
3 交通事故 89
4 親の死亡 86
5 失業 84
6 離婚 84
7 借金の返済ができないこと 80
8 配偶者の浮気 80
9 大きなケガや病気 80
10 家族の病気 79
11 夫婦の別居 78
12 長期入院 78
13 家計状態の困難 75
14 仕事上の失敗 74
15 両親の離婚 73
16 転勤 71
17 親友の死亡 71
18 親とのトラブル 70
19 100万円以上の借金 69
20 上司とのトラブル 69
21 失恋 69
22 子供とのトラブル 69
23 近所とのトラブル 68
24 退職 67
25 友人とのトラブル 67
26 成績不振 67
27 法律違反 67
28 仕事上の地位(責任)の変化 66
29 仲間から孤立すること 65
30 義理の家族とのトラブル 64
31 マイホームの購入 62
32 夫婦げんか 61
33 結婚 61
34 勤務先の大きな変化(合併・組織変更) 60
35 就職 60
36 勤務時間や労働条件の変化 58
37 転居 57
38 配偶者の妊娠 53
39 長期休暇 53
40 子供の独立 52
41 子供の誕生 51
42 配偶者の就職 51
43 年の暮れ 35

(三川俊樹 成人期における生活ストレスより改編、ナカニシヤ出版1989)

 

2、外傷性ストレッサー

生命や存在に影響を及ぼすような強い衝撃を伴う出来事を外傷性ストレッサーというそうです。

①自然災害:地震 火災 火山の噴火 台風 洪水

②社会的不安:戦争 紛争 テロ事件 暴動

③生命の危機に関わる体験:暴力 事故 犯罪 性被害

④喪失体験:家族、友人の死 大切な物の喪失

 

3、心理的ストレッサー

現実に遭遇していない出来事について考えたことがストレッサーとして作用する。

地震が来るかもしれない、失敗したらどうしよう、など否定的な予期や評価が不安、恐怖、緊張と言ったストレス反応を引き起こす。

以上、生活環境、外傷性、心理的の三つのストレッサーが複合的に絡み合って影響し、身体にストレス反応として現れます。

東洋医学では病気の原因を病因といい、内因、外因、不内外因の三つに分けられ、この三つもストレッサーと言えばストレッサーに分類されるであろうと考えられますが、今回はその解説は割愛させていただき、今後機会があれば東洋医学の病因についても考察していければと考えています。

各種のストレッサーによって引き起こされる体の反応をストレス反応と呼びます。この反応は自律神経の交感神経が過剰に働くことによて引き起こされます。

交感神経が優位に働くと以下の生体反応が現れます。
血管収縮、脈拍増加、血圧増加、血糖値上昇、内臓への血流減少、筋肉への血流増大などなどです。

これの反応が持続することによって引き起こされる病気が、円形脱毛症、眼精疲労、耳鳴り、メニエール病、口内炎、頭痛、気管支喘息、狭心症発作、不整脈、高血圧、低血圧、慢性肝炎、リュウマチ、腰痛、肩こり、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、糖尿病、頻尿、夜尿症、湿疹、蕁麻疹、アトピー、生理不順、無月経、不感症、インポテンツなどで先ほどの文部科学省のリンクに記載されております通りです。

持続的ストレス反応によってこれだけ全身に渡って症状が現れるのであれば確かに「ストレスは万病の元」言っても過言ではないかもしれません。


私の健康観

健康について少し考えてみたいと思います。

健康の漢字の意味はどうなっているでしょうか。

小学館の大辞林から引用します。

「健」元気、丈夫、たくましい

「康」心が穏やかで楽な状態

「健」は体が良好な状態で「康」は精神が良好な状態でその二つを合わせると、健康とは、心身共に良好な状態、ということになりそうです。

WHO(世界保健機関)は健康について以下の通り定義しています。

『健康とは、身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であり、単に病気、あるいは病弱でないことではない。(Health is a state of complete physical,mental and social well-being and not merely the absence of disease of infirmity.)』

WHOの健康の定義では「完全に」と許容範囲を狭めてしまっているものの、身体的、精神的に良好な状態と国語の意味と同じところがあります。さらにそれに加えて社会的にも良好な状態とあります。

健康診断を毎年受けている方はたくさんいらっしゃると思います。

健康診断では身長、体重、腹囲、BMI、血液検査の基準値などで身体的健康の診断を、問診票や医師の問診で勤務状況や生活習慣や精神状態など、精神的、社会的健康の診断しているのではないかと思います。

健康診断では特に異常は認められなかったとしても疲れていたり、体がだるかったり、ストレスが溜まっていてイライラしていたりすると自分自身健康な状態とは思えないのではないでしょうか。

逆に健康診断で異常が認められたとしても自覚症状が全くなく、体も楽で人間関係が良好なときは自分は健康だと感じるのではないでしょうか。

ここで注目したいのが、WHOの健康の定義の「単に病気、あるいは病弱ではないことではない」というところです。

逆に考えると、客観的に見て、ある人が病気や病弱であったとしても、本人が身体的、精神的、社会的に良好な状態であると思えれば健康、ということも成立しそうです。

以上のことを踏まえて以下のように考えます。

健康には大きく二種類の健康があるように思います。

一つは健康診断や外見から評価される客観的健康です。

もう一つは自分自身が自分の健康をどう感じるか、という主観的健康です。

上記のように客観的健康と主観的健康の二つの健康観が存在すると仮定すると、客観的にみて不健康な人、例えば、病気の人であったり、肥満の人であったり、極端な例ですが、亡くなる寸前の人であったとしても、もしかしたら主観的には健康という人もいらっしゃるのではないでしょうか。

客観的に見て、病気であったとしても、例えば医師により初期のガンや糖尿病と診断されたとしても、自覚症状がなく本人が心も体も楽な状態であれば、健康と言えるのではないでしょうか。他の例でいえば肥満、力士は太っていますが、たくましいし強いし丈夫です。客観的に見て不健康そうに見える肥満の人でもやはり健康な人はいそうです。末期ガンで亡くなる寸前の方でも、緩和ケアの処置がなされることにより、心が穏やかで日常生活をする上で体に支障がなければ主観的には健康と言えるかもしれません。

もちろん自覚症状がなく本人は健康だと思っていたとしても、健康診断や精密検査などで異常がみられたり深刻な病気が見つかった場合は治療せねばならないことは明らかです。

主観的健康とはその人本人の主観、感じ方の問題であって、健康診断や精密検査、カウンセリングなどでその人の健康を客観的に評価したとしても主観と客観の間に齟齬が生じてしまう場合はあるのではないでしょうか。

逆に周囲からは健康そうに見えても本人が体のどこかに不調を感じていたり、深刻な悩みを抱えていれば、それは健康とは言えないのではないでしょうか。

他者が評価する「客観的健康観」と自分自身が自分の健康状態をどう感じるかという「主観的健康観」が同じ「健康」として一緒に語られるために「健康」という言葉をより一層わかりづらくさせているように思います。

私が患者の施術をするときいつも心がけていることがあります。

それは患者の主観的健康観に共感することです。

当院は病院ではありませんのでレントゲン、CT、MRIなどの検査機器はなく、血液検査もできませんので、客観的に患者の健康を評価する手段があまりありません。当院で客観的に評価できる検査は体温、血圧、脈拍、関節可動域などを計ることくらいです。

当院ができることは、患者の主観的健康観に共感し、患者の主観に基づいて施術をおこなうことです。

高性能検査機器はありませんが、各種の徒手検査を行いつつ、私が患者を診る感覚と患者自身の感覚を擦り合わせながらその症状を解消させていくのが私の針治療の基本です。

決して私自身の健康観を押し付けるのではなく、患者自身が良くなった、健康な状態に戻った、と感じてもらうことをテーマに毎回施術をおこないます。

患者自身の持つ健康観に基づいた健康な状態を目指す、これが私の健康観であり治療方針でもあります。

 


私の針治療の考え方

私の針治療の考え方について少し述べたいと思います。

私は社会に出た頃からいつか必ず独立しよう、会社ではなく個人で自立したいと思っていました。

「一身独立して一国独立す」とは福沢諭吉の言葉ですが、まさに一身独立することを私自身やっと最近出来たばかりです。おかげさまで患者の皆様に支えられて、昨年10月以降現在まで当院を営ませていただいております。

人はいつか必ず死にます。自分はいつかこの世からいなくなり、自分を知る人もいつか必ずいなくなり、地球や宇宙の終わりもいつか必ず来ます。

どうせいつか消えて無くなるとわかっていても、それでも生きたいという欲が私にはあります。私利私慾もありますが、世の中がより良くなるように貢献したいという気持ちもあります。せっかく生まれてきたのだから自分のためにも他者のためにも自分が楽しいと思える方法で生きていきたいと思っています。私自身が楽しいと思える方法、それが針治療です。

世の中とか社会というとかなり大きい枠組みで私のような小粒な個人の力など大したものではありませんが、少なくとも私と関わる人たちが私の針治療でより良い人生を生きられるようにしたいというのが私の希望です。

私の針治療で最も大切にしていることは、可能な限り短期間で辛い症状を消失させ、患者一人一人が生きたい人生を生きる道をひたすら歩んでいただくことです。

針治療の効果を最大限に発揮させるには患者一人一人に適した量の針刺激を適した部位にしなければなりません。

針治療の刺激の量は、針の材質、針を打つ本数、針を打つ部位数、針を打つ深さ、打つ針の太さなどによって決めます。

針の刺激の量と刺激する部位を決めるに当たって最も重要なことがコミュニケーションです。

コミュニケーションと一言で言っても、問診などでお話を伺うだけではなく、脈の打ち方、顔の表情、患部の状態、関節の可動域、各部位の皮膚、筋肉の緊張状態などを診ることなど患者からの様々なサインを受け取ることすべてがコミュニケーションの一環です。

患者から得られたサインに対して適した針刺激を適した部位に行えば最大限の針治療の効果を発揮できます。

私の針治療、それ自体が私と患者とのコミュニケーションだと思っています。

針治療の過程で患者から様々なサインを受け取り、そのサインにあった針刺激をおこなうと患者の体がその刺激に応じて変化します。緊張した皮膚や筋肉が緩んだり、浅かった呼吸が深くなったり、力なく打っていた脈が力強く打ち始めます。

針治療前に得られた患者からのサインが次第に変わっていきます。

針治療後、患者の体は治療前と比べて全く別人のように変わります。

その針治療の過程を私はとても楽しく感じるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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