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医道の日本 12月号 灸特集

先日、鍼灸業界の専門雑誌の医道の日本12月号が届きました。

その中の形井秀一氏の「日本の灸研究の概観」がとても興味深い内容でした。今までの灸の歴史を簡単にまとめたものでしたがその中の明治、大正時代の灸研究で博士となった原志免太郎(はら しめたろう)の功績に関する話はとても興味深い話でした。

彼の研究結果を根拠としてにアフリカのウガンダで結核患者の治療の一環として灸を行い、その研究成果が今年、医学雑誌に発表されたということでした。

原志免太郎は1882年から1991年まで108歳まで生きました。

彼自身、自分に毎日お灸をし、104歳まで現役で医師をしていたそうです。

彼以降、灸の研究は鍼の研究に比べて遅れているそうで、灸に関しては、明治大正期で日本における灸研究は止まっているのが現実のようです。

当院は「針療院」ですが灸治療も行っております。

直接皮膚にもぐさをのせて据える方法、アルミ箔のついたシールを皮膚に貼り、その上にもぐさをのせて据える方法、皮膚に筒状の厚紙をのせ、その上にもぐさをのせて筒の中の空気を温めて皮膚を温める方法、金属の筒の中に棒状のもぐさを入れ、それを燃やして金属を温め、手ぬぐいで覆った皮膚に乗せて転がし温める方法など灸と一言で言っても様々な方法で当院では灸治療を行っています。


軽いかぜをひいているときに筋トレしてもよい?

時々表題の質問を患者にされることがあります。

結論から申し上げますと、どんなに軽いかぜでもかぜをひいている状態で筋力トレーニングはしない方が良いと思います。

かぜをひくいうことはかぜのウイルスが体に入り込んで悪さをしている状態です。

そうすると人の体はウイルスと闘う自己免疫力を高めるため体温を上げます。これが発熱です。

ウイルスが鼻の粘膜にいれば体は鼻水を出してくしゃみをしてウイルスを外に出そうとします。

肺や気管支にウイルスがいれば咳をして外に出そうとします。

大腸や小腸にいればお腹を下します。

全身のエネルギーをウイルスと闘う方に注力するために食欲を落として食物の消化のエネルギーを抑えます。だからかぜの状態でたくさん食べると消化の方にエネルギーを取られてしまい、かぜは長引いてしまいます。

食事をしないでどこからエネルギーを持ってくるのかと言えば、体の脂肪や肝臓や筋肉に蓄えているグリコーゲンという糖、筋肉を構成しているタンパク質などを分解してかぜと闘うための自己免疫力を高めるエネルギーに変えています。

だからかぜをひいているときはどんなに軽いかぜだとしても症状のあるうちは食事は消化に良いものを少しだけ食べるようにして体を温めて休ませるべきです。それがかぜを早く治すためには最も効果的な方法です。

筋トレは筋線維を破壊する行為です。

かぜをひいている状態で筋トレをするということは、筋肉に蓄えたエネルギーや筋肉自体を分解してまでかぜと闘っているにも関わらず、さらに筋肉を破壊するわけです。

筋トレで筋繊維を破壊して、修復過程で筋繊維を太くするのが筋トレの目的です。

しかし、筋繊維がかぜで細くなっているところをさらに筋トレで筋繊維を破壊します。

筋繊維を修復するにも修復するべきエネルギーは免疫力を高める方に注力しているため、修復する時間が遅れます。

だから筋線維は太くならず、さらに細くなってしまう恐れがあるのです。

かぜをひいて治るまで筋トレを休めばそれだけ筋繊維は細くなるでしょう。筋トレが大好きな方はそれがいやかもしれませんが、かぜをひいた状態で筋トレを続けるとかぜが治りづらくなるだけでなく、筋トレを休んだ場合よりもさらに筋繊維が細くなる可能性があることは理解しておかなければなりません。

 


今日から師走、年末年始のぎっくり腰に注意

2018年も残すところあと1ヶ月となりました。

忘年会、年賀状、大掃除などなど年末年始の連休に向けて日を追うごとに忙しくなってくるのが12月です。

また、忙しさと共に疲れも蓄積されていき、年末年始の休みでダウンする、ということも良くある傾向です。

私自身も今までに二回急性腰痛、いわゆるぎっくり腰を起こしました。

その二回とも年末でした。

私の経験上、ぎっくり腰が起こる3大要素があります。

1、疲れ

2、冷え

3、不良姿勢、姿勢の悪い状態

この三っつが重なるとかなり高い確率でぎっくり腰が起こります。

例えば、年末の休みまでの間、仕事も忙しく、忘年会などで内蔵の疲れを溜めつつ、寝不足続きで心身共に疲労困憊で連休に入った途端、家の大掃除でさらに腰に負担をかけつつ、外での作業で体が冷え、帰省のために車で長時間、悪い姿勢でドライブし、サービスエリアで休憩し、車に再び乗り込もうとしたら腰に衝撃が走る、という流れでぎっくり腰を発症します。そのため、年末年始帰省先で動けない状態で年を越し、腰痛を抱えながら仕事始めを迎える、というパターンがこの時期に多いぎっくり腰です。

何かと心身ともに無理のかかる時期です。体を冷やさないように気をつけていただき、疲労の蓄積を感じた段階で針治療で心身共にリセットしてぎっくり腰予防をおすすめ致します。


アルコール性肝障害とは?

11月28日、ジャーナリストの勝谷誠彦さんが肝不全のため57歳で亡くなりました。

勝谷さんは今年の8月に劇症肝炎のため緊急入院するまで40年間酒を欠かしたことがないそうで、アルコール依存症だった疑いが濃厚です。

劇症肝炎とは急性肝不全とも言います。肝臓の細胞が破壊され、急激に肝機能が失われていく病気です。発症して1ヶ月後の生存率は約50パーセントと言われており、大変深刻な病気です。肝臓は沈黙の臓器とも呼ばれ、肝障害の症状が出た時にはすでに重症化していると言われています。

勝谷さんの場合は重症型アルコール性肝障害と言われており、肝硬変にもなっていたそうです。原因は長年の多量の飲酒である疑いが濃厚です。

ユーチューブなどで彼の出演している動画が多くありますが、彼のユーチューブチャンネル動画の題名に『血気酒会』とありますので相当な酒好きであったことが伺えます。

肝障害の症状は特徴的です。皮膚が黄色くなる黄疸、お腹が太鼓のように膨れ上がる腹水、手先の震える手指震戦、さらには意識障害や昏睡状態となる肝性脳症などです。

さらに勝谷さんは2015年にうつ病を発症していたそうですので沈んだ気持ちを紛らわすためにアルコールの摂取量がさらに増えたのかもしれません。

昨年、勝谷さんとお酒の席に同席したあるジャーナリストの方が勝谷さんのお酒を飲む量が多く、体調もよくなさそうに見えたそうで、帰り際、「勝谷さん、飲み過ぎに気をつけて下さいね」と声をかけたそうですが勝谷さんのこたえは、「俺は死んでも飲むんだよ」と言って二軒目の店に向かって行った、ということでした。

酒で命を削っていることは彼自身薄々感じていたのではないかなあ、と思います。

彼は入院中、病院を抜け出して近くのコンビニへ行ってまで酒を飲んでいたということですから、アルコール依存症という病気は本当に恐ろしいと思います。

もうすぐ師走、忘年会シーズンがすでに到来している方もいらっしゃるようです。

二日酔いによる体調不良は背中の針治療で快方に向かいます。

心の隙間をアルコールで埋めたいという衝動などに対しても針治療によって精神を安定させる効果もあります。

体調維持のためには酒よりも針、世の中絶対はありえないという方はいらっしゃいますが、これは絶対です。

勝谷さんも酒の代わりに針治療を受けていてくれればもっと長く健康に生きていられたのではないかと思うと、なんとも言えない気持ちになります。


11月23日 今日は何の日?

新嘗祭

新嘗祭(にいなめさい)とは、ざっくり述べますと、秋の作物の収穫が終わり、お疲れ様でした、というお祭りの日です。

勤労感謝の日とは戦後、GHQによって新嘗祭の日と言ってはならない、となったため意味のわからない「勤労感謝の日」と改められたそうです。


医道の日本11月号 歯科口腔領域と鍼灸

鍼灸業界誌であります医道の日本の11月号が先日届きました。

歯科口腔領域への鍼灸治療が特集に組まれております。

かみしめが原因で首肩の痛みが出ている方への治療、

首肩こりの治療をしたら口腔内の症状が改善した方の例、

経絡治療の観点で歯科領域の症状に対してアプローチする場合の考察、

歯医者さんによる顎口腔顔面領域の症状に対する針治療の例

などが主な特集内容でした。

使用する針の長さ、太さ、打つ本数、打った針を入れる深さ、針を打ってすぐ抜くか、打ったまま置くか、電気を通すか、などなど、人それぞれですが、全ての治療例に共通するのは患者の全身に針を打って血流を良好にし、患者の筋肉を緩めて体の力が抜けた状態を保って症状のある部位の周辺への施術を行なう、という流れでした。

鍼治療には多種多様な流派がありますが、結局やっていることはどの流派もあまり変わらず、変わるとすれば鍼刺激の量が多いか少ないかのように私は感じています。

話を戻しますと、鍼治療が効果的な歯科口腔領域の症状は、顎関節症、かみしめが原因の首肩こり、など様々ですが、歯科医で鍼灸を治療に取り入れている方の話ですと、顎の噛み合わせの問題から肩こり、腰痛、などの症状に悩まされているケースが多くあるようです。

肩こり、腰痛に悩まされている方で噛み合わせがしっくりこなかったり、歯や顎や口の中が気になるという場合はそちらを先に治療するという選択肢も考えてみてもいいかもしれません。


秋になると咳ぜんそくが増える?

ぜんそくとは気管支ぜんそくとも言い、気管支に炎症が起こり気管支内の気道が狭くなり、呼吸のたびにヒューヒュー鳴って苦しむ病気です。

その前段階として咳ぜんそくがあります。

咳ぜんそくはなにかの刺激により咳がで始めるとむせかえるように発作的に咳が誘発される状態となります。

「秋になると咳ぜんそくの症状を訴える患者さんが増えますが、それは夏にくらべて気温や気圧の変化が激しいからです。台風が近づくとぜんそくがひどくなるというのは昔から有名で、これも秋に咳ぜんそくが増える要因のひとつと考えられます」と池袋大谷クリニック院長・大谷義夫氏はAERAの取材に答えています。

私が鍼灸専門学校の学生の頃に学んだ古典、素問だったか、霊枢だったか、傷寒論だったか忘れましたが以下の内容が記されていたのを思い出しました。

「夏の暑い時期に体をしっかり動かして肺の活動を活発にし、汗をたくさんかいて汗腺などの皮膚の機能を高めておけば、秋になり気温が下がってきても皮膚がしっかり引き締まり、肺の活動により体の気がよく巡っているので少々体を冷やしても病気になることはない。

しかし、夏の間に運動もせず、汗もかかずにいると秋になり気温が下がると皮膚が緩んでいるので冷えが体内に入り込み、肺が十分機能しないので十分体に気が巡らず、汗として外に出るはずだった体の中の水分が肺に溜まり、その水が冷え、その冷えた水を外に出そうとして咳が出る。秋に咳の出る風邪が流行るのはそのためである。」

秋に咳の出る風邪、咳ぜんそくのことを言ってたのでしょうか?

咳ぜんそく予防に夏にしっかり汗をかく。

あくまで仮説です。


11月3日 今日は何の日?

文化の日

1946年11月3日、日本国憲法が公布されたことを記念して1948年に文化の日として定められました、ということになっていますが、戦前は明治節、明治天皇の誕生日としての祝日でした。

日本国憲法公布日は当初11月1日の予定でしたが、憲法施行日がメーデーと重なるため11月3日とすることとしたそうです。ならば憲法記念日を11月3日にすればいいじゃないか、と思いますよね。当時の国会議員の方々も思ったのですがGHQがそれに反対。理由は不明。日本国憲法施行日の5月3日を憲法記念日にするとGHQは決めてしまいました。ちなみに1946年5月3日は極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)が開廷した日であり、戦前は祝日ではありませんでした。さらにGHQは11月3日祝日でもいいけど名前は憲法記念日以外何がいい?と尋ねられ、決まったのが文化の日という名称だそうです。

当時の国会議員は明治節という名称はなくなっても11月3日が祝日であることを守りたかったのかもしれません。

 


11月1日、今日は何の日?

泡盛の日

沖縄県酒造組合連合会が1989年に制定。11月から泡盛製造の最盛期に入り、泡盛の美味しい季節となるからだそうです。

泡盛は焼酎と何が違うのだろう?と思い調べてみると、以下のページに行き着きました。ご興味のある方はご覧になってはいかがでしょう。

 

http://www.okinawa-awamori.or.jp/about/09.html


10月31日、今日は何の日?

ガスの記念日

明治5年9月29日(1872年10月31日)横浜の馬車道で日本初のガス灯が点灯されたことを記念して日本ガス協会が1972年に制定。

ガス灯は室内灯として使われていたそうですが、換気の問題などから屋外の街路灯としての使用が主だそうです。

現在はガス灯は日本にはもうないのかな、と思って調べてみると、意外と残っていました。

▪北海道釧路市幣舞橋

▪北海道釧路市釧路港設置。

▪北海道釧路市港文館設置。

▪北海道小樽市小樽運河

▪北海道函館市旧函館区公会堂設置。

▪北海道札幌市サッポロビール園

▪北海道札幌市北海道庁旧本庁舎設置

▪北海道旭川市中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館

▪北海道旭川市井上靖記念館設置。

▪岩手県盛岡市中の橋袂,盛岡城堀跡,郊外の松園ニュータウンなど.寄贈した岩手県都市ガス協会による説明板付き.

▪岩手県釜石市鉄の歴史館前.日本で最初期にガス灯をともした大島高任の記念として岩手県都市ガス協会が寄贈したもの.

▪宮城県仙台市仙台駅西口 – ガス灯数は110基で全て英国製。自動点灯装置付き。設置されている道は東五番丁通り・青葉通り・駅前通りなど。

▪山形県尾花沢市銀山温泉

▪茨城県日立市東京ガス日立支店前に2基設置。

▪群馬県前橋市駅前や市役所前、前橋文学館前など市内の複数の箇所に設置されている。

▪千葉県四街道市 JR総武本線四街道駅南口・めいわガス灯通り – 自動点灯装置付き。2016年3月31日、228基のうちの6基を「メモリアル」(記念物)として残し、残る222基は全てLED化された[6][7]。デザインは現代調。LED化以前の全長2238mは世界最長。228基は日本最大であった[8]。

▪千葉県浦安市東京ディズニーシー内、アメリカンウォーターフロント。20世紀初頭のニューヨークというテーマ性に基づいている。

▪埼玉県春日部市 春日部市役所前に3基設置。

▪埼玉県さいたま市大宮区 株式会社サイサン本社前の国道17号線歩道脇。

▪東京都新宿区新宿区役所正面に設置されている「平和の灯」は、数少ない裸火式のガス灯である。

▪東京都港区日本ガス協会ビル前

▪東京都港区 新芝運河沿緑地 旧東京ガス用地前の運河沿い遊歩道に10基設置されている。

▪東京都中央区京橋記念碑の横に設置されている。京橋は東京のガス灯の発祥の地である。(東京では、京橋 – 金杉橋にガス灯が設置された)

▪東京都文京区 湯島天神

▪東京都千代田区 山の上ホテル

▪東京都小平市 GAS MUSEUM がす資料館裸火式に復元された横浜のガス灯を初め、上野や足利、ロンドンやパリのガス灯など、17基のガス灯が点灯された状態で展示されている。

▪東京都福生市武陽ガス本社別館敷地内 本社裏手の道路際に立ち、常時点灯されている。

▪神奈川県横浜市中区馬車道、山下公園通り

▪神奈川県横浜市磯子区東京ガス根岸LNG基地

▪神奈川県横浜市鶴見区東京ガス鶴見支社ビル前

▪神奈川県横須賀市大滝町 三笠通り商店街入口

▪静岡県静岡市駿河区久能街道静岡ガス本社ビル前

▪静岡県浜松市浜松駅北口

▪静岡県下田市ペリーロード(第7回(平成6年度)静岡県都市景観賞 最優秀賞(静岡県知事賞))

▪愛知県名古屋市熱田区金山駅前

▪石川県金沢市ひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町茶屋街

▪京都府京都市中京区姉小路通、京都でのガス事業発祥の地

▪大阪府大阪市中央区三休橋筋 四街道市のものを抜いて、最長になっていると思われる。[要検証 – ノート]

▪大阪府大阪市中央区心斎橋 歩道橋となった心斎橋だが、欄干、瓦斯灯などが復元されている。

▪大阪府大阪市中央区平野町大阪瓦斯本社玄関。通称ガスビル。(※登録有形文化財)

▪大阪府大阪市北区造幣局 旧造幣局正門前。大阪のガス灯発祥の地。

▪兵庫県神戸市中央区相楽園内旧ハッサム住宅前 1874年に神戸外国人居留地に設置されていたガス灯であり、現存する中では日本最古のガス灯である。

▪兵庫県神戸市中央区ハーバーランド内メインストリート(デザインは現代的)

▪兵庫県神戸市中央区旧居留地の西北角、1ブロック丸々を占める大丸神戸店の四周のうち、西、北、東の三辺。ヴォーリズ設計の旧ナショナルシティバンク神戸支店をはじめ三棟の近代建築が並ぶ南側のみLEDによる疑似瓦斯灯となっている。

▪兵庫県神戸市中央区神戸市役所前花時計広場。

▪兵庫県西宮市 市役所前。姉妹都市より送られたもの。

▪香川県高松市〔丸亀町商店街〕百十四銀行高松支店前

▪長崎県長崎市思案橋から正覚寺下電停まで27基のガス灯が設置されている。